SharePointリストを利用したPowerBIでの結合表示

ここ数日PowerBIで遊んでて、アウトプットしないと全部忘れてしまいそうなので記事にいたします。

こんな感じのリストが2つSharePointを用意します。(買い物の「BUY」列は参照列で対象品目を参照している)

カスタムリスト2つ(参照元と参照先)

ここまでやれば「買い物」リストの中で「対象品目」リストのタイトル列を参照できると思うじゃん?

参照先のアイテムID情報しかない

残念、あるのは「ID」だけ。さすがにそんじょそこらの尻軽製品とは違って簡単には出してくれません。鉄壁です。

というわけでもう一工夫。
リボンの[クエリを編集] 、Queryエディターで「買い物」リスト(参照したい側のリスト)を選択した状態で[クエリのマージ]を選択します。

クエリのマージ。ピンとこない名前。

上の段では参照したい側の参照列を選択(BUYId)、下は参照先リストの「ID」列を選択。

クエリのマージ

参照先のリスト名(対象品目)の列が追加されました。

参照先リスト情報が追加されました

追加された列の右にあるアイコン(矢印が両サイドに向いてるような)を選択、開かれた窓で利用したい列を選択します。

必要な列だけ選びます

取り込めました。

取り込めました

閉じて適用する前にもう一点。

SharePointの日付列の設定で「日付のみ」、つまり時刻を含めない設定であってもPowerBIから参照するとデフォルトで時間が表示されてしまいます。

なぜかすべて15:00

時刻情報が不要なので、該当の列名を右クリックし [型の変換] – [日付] と選択します。

日付だけにします

ついでに列名も変更しておきます。グラフ上で表示される列名が変わります。

変更した内容は右端の「適用したステップ」に表示される

リボンの[閉じて適用]を選択し、変更を適用します。追加されました、名前も変更されましたね。

取り込めました

ごめんなさい、もう一個。SharePointの「数値」や「通貨」列、PowerBIに取り込まれるとどうもデフォルトは文字列として扱われるようです。
なので金額の合計など、つまり数値として扱いたい場合はQueryエディターから数値への変換が必要です。

もっかいQueryエディター

ちなみに通貨表示にしたい場合は、フィールドで対象の列を選択した状態でリボンの$マークからです。3桁区切りとかもこの辺から。

通貨へ変換

本当はここからカッチョいいグラフを見せてドヤ顔決めるつもりだったんですけど、書きたいこと書いたし特にアイディアもないので終わります。ではではー